「飼い主のための賢い12のルール」ってはなしです
こんにちは、沖縄で愛犬との旅を応援しています。
北海道出身、沖縄在住歴15年、なんとなく住みついた沖縄が好きになって、恩納村でペットと泊まれる宿をやっています、サーフサイドの佐藤裕介です。
ちなみに、愛犬がいなくても、犬好きならどなたでも大歓迎です。
昨日は、年に一度の動物取扱責任者研修を受けに、沖縄県動物愛護管理センターに行ってきました。
ペットと泊まれる宿だけなら、動物取扱業の登録は必要ないんですが、ウチの場合は一時預りもしているので、旅館業であり、動物取扱業でもあるわけです。
いかにも沖縄らしいハブ研究室(笑)
いつも研修を受けて思うのが、日本はペット後進国なんだってこと、しかも沖縄はワースト。
国によって、ペットに対する意識の違いがあるのは、仕方のないこと。
ただ、意識の違いに対して、興味を持つことって大事だなって思います。
そんなわけで、2年前に書いたブログに、スウェーデンのキャンペーンを紹介した記事があったので、リライトします。
犬に対して責任のある国・スウェーデンのケネルクラブが推進した「犬を責めないでキャンペーン」のなかで謳われていた「飼い主のための賢い12のルール」です。
「飼い主のための賢い12のルール」
1.うんちを拾うこと!
2.公共の場所で犬を放さない!
3.犬を吠えさせない
(このルールの裏には、吠えさせないようしつけをすること。そしてフラストレーションで吠えさせないように、犬のメンタル面を十分満足させてあげること、と読めるのだ)
4.追いかけさせないこと!
(野生動物であれ、ほかの愛玩動物であれ、犬はほかの動物を追いかけてはいけない!犬の行動にコントロールをもたせること)
5.正しく犬と外出を行うこと
(犬が許可されないところには入らない。決して暑い日に犬を車に置き去りにしないこと)
6.決して監視なしで犬をつないだままにしないこと!
7.ほかの犬に対しても思いやりをもって
(必ずしもすべての犬が、あなたの犬と挨拶したいとは限らない!ということ。他の犬に気持ちを尊重しよう、というのがその意味)
8.他人を尊重すること
(たとえば、あなたと犬が、公共の場所を全て占有してもいいという権利はどこにもないはず!)
9.花火などの爆音に犬をさらさない(花火の爆音を怖がる犬へ)
10.イヌには保険をかけて!
11.倫理とモラルをもって犬と接するべし。犬は人間の遊び道具でもなければ、アクセサリーでもありません!
12.イヌにマイクロチップを挿入すること。飼い主登録を行うこと
(飼い主の登録はスウェーデンでは法的な義務でもある)
昨日の研修会で、たまたま自分が、動物取扱業の登録の際に、お世話になった人と再会しました。
で、その人が、10年以上前にこう言っていたのを思い出しました。
「ヨーロッパの国々では、うちの子、本当にうるさくて…」っていうのは、「私は、自分の犬のコントロールもできない愚か者です」と同じ意味だと。
個人的には、犬の店頭販売も無くなればいいのにって思ってる。
だって、可愛さのあまりに衝動買いする人もいるだろうし、それが無責任な飼い主を生み出している一因でもあるはず。
譲渡会や親犬の飼い主(ブリーダー含む)から、直接譲り受けるほうが、飼い主としての責任を自覚できるはず。
犬に対して責任を持てないのなら、最初から飼わなければいいだけの話なんだけどね。
今日は「飼い主のための賢い12のルール」のはなしでした。